「銃・病原菌・鉄」の上巻を読み終えて思う事

読んだものリスト

時間がかかったが、ようやく「銃・病原菌・鉄」の上巻を読み終えた。

上下巻を読み終えるつもりなので、現時点で50%しか読めてないということになるが、上巻を読み終えた喜びの記録として。

「銃・病原菌・鉄」の感想

氷河期の絶滅

まず氷河期で多くの動物が絶滅した説は間違いだろうねって視点。面白い。

同程度の氷河期は何度も訪れているが生き延びている。加えて、絶滅したとされる動物の化石には武器で攻撃された痕跡がある。つまり、人間が襲ったという出来事の後にそれが起きている。

そして人類が生活拠点を移した痕跡と絶滅したであろう動物のいた場所が一致していることなどから、人間が滅ぼしたとするほうが合理的という見方。

なるほどな…と。

 

以前から氷河期で多くの動物が死に絶えたのに、なんで人間が生き延びたんだ?と疑問には思っていた。そんなに寒さに強いなら北極圏や南極圏で生活できるだろって思ってもいたけど、もちろんそんな人間はいない。

おかしいなって思っていたら、やっぱり。氷河期を乗り越えられなかったんじゃなくて、絶滅した動物は人間が滅ぼしたとするなら納得しかない。

病原菌と免疫

病原菌の話は面白かった。

人類は多くの病気に感染し、何度も何度も数多の命が犠牲になってきた。そして、そのたびに免疫を獲得してきた。この免疫の有無が、人類が新たな土地に行ったときの生存競争に武器になっていたという話。

黒死病にすでにかかり免疫がある状態の西洋人が新たな土地へ進出した。その土地にいる原住の人たちには免疫がない。西洋人が進出すると同時に黒死病がその土地に何らかの形で訪れ、原住の人が免疫がないためやられてしまう。

そして、その土地を有利に占領できる。なるほどな…と。

 

あれ?こういう風にして人類が新しい土地に進出したという歴史があるから、コロナが流行った時に人類を減らしてどうこうみたいな陰謀論が流行ったのか?

最後に

人類史を振り返る、壮大なテーマなのに中身がしっかりしていて驚いた。自分の知識では理解がおいつかない部分もあるので飛ばし飛ばしになってしまった個所があるにはあるが、それでも上巻を読み終えた自分を褒めたい。

そして、色々な面白いことが学べたとも思う。

下巻が楽しみ。

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