政治の話題はタブーであることと共通の話題が無いことと人間関係構築コスト

社会に思う事

政治経済の話はしないほうがいい。

人間関係やコミュニケーションについて学ぼうとしたことがある人なら、その入り口で学ぶような基本的なことと言える。実際に、政治経済の話は得られるメリットより被るデメリットのほうが大きいので賢明じゃないと僕は思っている。

その背景では人間関係構築コストがどんどん高まっていっているので、人間関係構築の仕組みは設けておいたほうが良いよねなんてことも思ったりしている。

政治経済の話がタブーなことと共通の話題の乏しさ

政治の話題はタブーとされている

よく、政治の話題はタブーだと言われている。実際に、政治や経済の話題をして得をすることより損をすることが多いとも思う。

  • 社会的要因 … 人間関係の対立を避けるため
  • 心理的要因 … アイデンティティと結びつき、議論が感情的になりやすい
  • 歴史的要因 … 政治的発言の制限や弾圧の歴史

こういう事が関連してくるので、衝突が起きやすい。だから、雑談レベルであっても仲が良い相手でも軽々に政治経済の話をしないほうがいいってことになってくる。

最近、政治の話題が以前よりオープンになったよねって人も居るが、自分はまったくそうは思ってない。政治の話題を平気でやれる人が繋がりやすくなっただけで、相変わらず政治経済の話をやりたがらない人は多い。

共通の話題がないのでは?

それとは別の角度で思うのが、政治や経済の話は良くないとは言いつつも、ワイドショーなどでは政治や経済の話題を扱うことが多い。

新聞や雑誌はむしろ中心的コンテンツでもある。バリバリに政治や経済の話をする。

恐らくだけど、その理由は全ての人に関係があるテーマだから。日本で生活しているなら、日本の政治や経済の話は、日本の人すべてに関係がある。だから、扱うテーマとしては合理的だと思う。

 

反面、大谷翔平ブームで大谷翔平ばかりを扱うと反論が出たりするのが今の世の中。メジャーリーグの歴史に残ることが確定した日本人をニュースで扱いすぎて、大谷ハラスメントなんて言われていたりする。

【1ページ目】大谷翔平フィーバーに那須川天心が本音ポロリ「テレビつけたら大谷選手ばっかで飽きないですか?」 | 東スポWEB
パドレスとの地区シリーズ第1戦(5日=日本時間6日)を前に大谷翔平(30)のメディア露出が増え...

どの番組も共通の話題探しの過程で大谷翔平というスターは格好のネタだったんだろうけど、供給過多で逆にハラスメントとまで言われる始末です。

 

野球と言えば日本人全員が興味があり、そのスターとなればみんなが知っている存在だから、報じる価値があるって認識を昭和人はもちがちだが、今は確実にそういう価値観じゃないっぽい。

つまり、現代において、すべての世代が興味があるコンテンツって政治経済しかないのでは?

もっと言えば”お金”の話しかないのでは?って思ったりする。

世代間の壁を超える話題が無い

日常的な部分でも時々言われるのが、若い世代との話題に苦労するというアラフィフ世代の悩み。

若い世代からすれば無理して会話をしようとしなくていいよ、仕事は仕事、他の部分は切り離してくださいって感じだと思うが、この感覚に戸惑っていると言って良いのかもしれない。

世代を超える共通の話題が乏しいので、突破口がない。むしろ突破しようとするなって雰囲気もある。

なぜか。世代を超えた共通の話題がないから。共通の好みがあるとすれば、そこで世代を超えた繋がりを作れるかもしれないが、横にグンと広がるのか?というとそうではない。

自身の興味と関心の範囲の中でしか人間関係は広がらない世の中になりつつあるのかな?なんて思う。

そこで思うのが…

冒頭の政治と経済の話。

タブーであることに違いないし、タブーを破る必要もないと思う。ただ、世代を超えた話題がそれしか残ってないのも事実なのかもしれない。

例えば、今この瞬間なら、「トランプ大統領どう思う?」って振れば、それなりの回答は誰からも得られるかもしれない。そんな話題って他にないと思う。

でも、そこから話題を展開しようとすると衝突する可能性もでてきて、人間関係がギスギスするかもしれない。

じゃあ、他にどんな話題を?ってなると、手札が無い状態になると思う。その傾向は年々増していると思う。

つまりこれは人間関係構築コストが加速度的に高まっているってこと?と感じている。

今ある関係性は大切にしたほうが良いのはもちろんとして、人間関係を広げるなら、自分の好きを掘り下げるしかないのかな?なんてことも思う。

ちなみに、僕がこうしてブログを書いているのも人間関係を広げるための一貫でもある。

僕がどういう人間で何を考えているのか。その一端を知れる場所として設けている。すべての人と仲良くなれなくても、100人に1人、1,000人に1人が興味を持ってくれれば、それだけでも人間関係の広がりを持つことが出来ることになる。

ブログは一度記事を書けば、あとは放置で良い。一度書く手間はかかるけど、その一度の手間で1,000人、10,000人と青天井で自分の考えを伝えることができる。だから、長期的にはかなりコスパが良い自分を知ってもらうための装置だと思っている。

それは人間関係構築コストが高くなっていくこれからにおいて、十分な価値があるんじゃないかな?なんて思っている。

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